映画

2016年9月18日 (日)

映画「帰ってきたヒトラー」

先日、「帰ってきたヒトラー」という映画を観て来ました。

現代のドイツに、ヒトラー本人がタイムスリップしてくるという奇想天外なストーリー。
もちろん、誰も本人とは思わず、そっくり芸人として、テレビに出て人気者に…。

視聴率の為にはなんでもありのテレビ局の姿や、移民や格差に対する庶民の不満を、小気味よい言葉で代弁し人心を掌握していくヒトラーの手法は、まさに現代にも通用することで、観ているうちにだんだん怖くなってくる映画でした。
フィクションでありながら、ところどころに実際の俳優(ヒトラーに扮した)が町に出た時の、人々の反応や対話する様子も組み込まれていたりします。
映画の中でヒトラーが言う、「わたしはおまえたちの心の中にいる」という(細かい表現は違うかもしれませんが)言葉にも、ドキッとさせられました。

長崎はいつも他県よりも遅れてミニシアター系の映画が来るので、ほとんどのところではもう上映が終わっているかと思いますが、もし、機会があれば、ぜひ観ていただきたい映画です。
なんとなく世界がきな臭くなっている今だからこそ、お薦めの映画ですmovie

http://gaga.ne.jp/hitlerisback/

また、映画の中に「ヒトラー~最期の12日間~」という別の映画のワンシーンを模したパロディもあり、知っていると笑えますので、こちらもお薦めです。

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2015年12月19日 (土)

映画「戦場ぬ止み」

先日、ドキュメンタリー映画「戦場ぬ止み」を観て来ました。
沖縄の辺野古新基地建設問題を取り上げ、現地で何が起きているかを追い続けた映画です。

http://ikusaba.com/

小さな身体で、抵抗運動を続ける“文子おばあ”の姿には胸を打たれました。
壮絶な戦争体験を越えて生きてきたおばあの言葉には重みがあります。
観た後は、基地問題が他人事とは思えなくなります。

貴重な生き物たちが暮らし、人々の生活も心も支える海を、多くの反対の声を無視して基地を作ることが、正しいことなのでしょうか?
ほんとうにこれだけが唯一の道なのでしょうか?
改めて考えさせられました。
私は、穏やかなジュゴンたちが暮らす美しい海を、これからも残して欲しいと感じました。
とても良い映画でした。

Photo

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2013年10月21日 (月)

映画「沈黙の春を生きて」

19、20、と26、27日の4日間で、原爆資料館で「長崎国際平和映画フォーラム2013」が開催されていますmovie
私は20日に、「幻の全原爆フィルム日本人の手へ!!」と「沈黙の春を生きて」の2本のドキュメンタリー映画を観て来ました。
どちらも、とても見応えのある映画で、行って良かったと思いましたが、特に「沈黙の春を生きて」は強く心に残りました。

映画を撮った坂田雅子監督は、ベトナム帰還兵である夫を亡くしたことをきっかけに、枯葉剤についての映画製作を決意し、2007年には「花はどこへいった」を完成。毎日ドキュメンタリー賞などを受賞されています。
「沈黙の春を生きて」はその続編にあたります。
上映の前には、監督の舞台挨拶もありました。

「沈黙の春」と聞いて、私が思い浮かべるのは、アメリカの海洋生物学者・作家のレイチェル・カーソンが書いた名著です。
化学物質による環境、生物への影響に最初に警鐘を鳴らした本として、1962年に出版され、アメリカでベストセラーになりました。
その同じ頃、アメリカはベトナムで猛毒のダイオキシンを含む枯葉剤を、大量に撒き続けていたのです。
ベトナム人はもちろん、従軍した米兵にも多くの被害者が出ています。
しかも、その子供達にまで!
映画では、さまざまな障害を持って生まれた帰還兵の子ども達や、前作で取材したベトナムの子ども達のその後を紹介していきます。
胸がふさがるようなシーンもありますが、それでも、与えられた人生を力強く生きていこうとしている姿に感動しました。

戦争で子ども達が傷つくことはあってはならないことです。(もちろん戦争自体にも反対です)
ましてや、後の世代の子ども達まで傷つけるなど、決して許されません。
そういう意味でアメリカは、原爆、枯葉剤、そうして劣化ウラン弾と、今まで3度も、地球や未来の命に対しての大きな罪を犯していると私は思います。
そのことを、アメリカの人々は真摯に見つめて欲しいし、同時に、日本で今も原発から海へ流出し続けている放射性物質のことも、考えずにいられませんでした。
機会がありましたら、ぜひ観ていただきたい映画です。

http://www.cine.co.jp/chinmoku_haru/story.html

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2013年6月29日 (土)

映画「ひまわり」

先日、「ひまわり」という映画を観て来ましたmovie

今から54年前、1959年6月30日、石川市(現・うるま市)の宮森小学校や民家に米軍のジェット戦闘機が激突し、多数の児童や住民の死傷者が出たこと、ご存知でしょうか?
恥ずかしながら、私はそういえば聞いたような気がする…、程度の知識しかありませんでした。
この痛ましい事件を題材にして、2004年に起こった沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故もからめながら、今も続く沖縄の現状と葛藤を伝える映画になっています。

この映画を観て、知ることの大切さを、改めて痛感しました。
まずは事実をちゃんと知らないと、知ろうとしないと、考えることすらできません。
考えることができなければ、何も始まらないし変わりません。

基地問題と、原発や公害、ダムなどの自然破壊の問題…。
現在も続く様々な問題は、根底では繋がっているように感じます。
他人事で済ませてはいけないと思いました。

お近くで上映がありましたら、ぜひ、足を運んでみられて下さい。

http://www.ggvp.net/himawari/

Photo

小さなもの、弱いものの声が、大切にされる社会であって欲しいと願います。

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2013年2月21日 (木)

映画「ライフ・オブ・パイ」

動物好きの友人と、行きつけの美容院の、これまた動物好きの美容師さんから薦められた、映画「ライフ・オブ・パイ」を観て来ましたmovie
http://www.foxmovies.jp/lifeofpi/

文字通り、パイと呼ばれる男性が、自分の人生(で起こった驚くべき体験)を語る話です。
予告編が印象に残っている方も多いかと思います。
虎と共に227日間漂流して助かった少年のお話、といえば、ピンとくるかもしれませんねhappy01

主人公の少年パイの家はインドで動物園をしていましたが、閉鎖されることになり、新天地を求めて家族、動物達と共に、カナダへの移住を試みます。
しかしその途中で、船が遭難し、生き残ったのは少年と猛獣のベンガル虎の一人と一頭だけということになり、そこから少年の壮絶で不思議なサバイバルが始まります。
救命ボートは一艘。
虎はあくまでも猛獣の虎として描かれ、迫力満点です。
最初は自分の命を脅かすだけの存在だった虎が、やがて彼にとって、かけがいのない、懸命に生き延びようとする命同士に変わっていく過程が胸を打ちます。
また、描かれる海の雄大な風景も魅力的です。
自然や野生の、厳しさ美しさに感動しました。
私は3Dが苦手なので、2Dのを観ましたが、それでも十分迫力があり、圧倒されました。

それにしても、最近のCG技術はすごいですね。
動物達も全部本物に見えて、少しも違和感ありませんでしたshine
動物好き、自然好きな人にはお薦めの映画です。

Photo

 ↑ 我が家の猫、メイは海をテレビで楽しんでおりますwave

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2012年7月28日 (土)

映画『グスコーブドリの伝記』

先日、宮澤賢治原作の「グスコーブドリの伝記」のアニメーション映画を観て来ました。

http://wwws.warnerbros.co.jp/budori/

登場人物は、私の好きな漫画家ますむらひろしさん原案の猫のキャラクターで、いい雰囲気でしたcat
風景などの映像もとても綺麗でしたshine

ただ、ストーリーの脚色の仕方が、私にはいまひとつに感じました。
ブドリが通う学校で、賢治の「雨にも負けず」の詩が朗読されるのも、ちょっと安易な気がしましたし、原作の中の印象的なセリフやエピソードが消えていて、必要なのかな?と思えるシーンが加えられていたり…。
ラストも、なぜ、こんな形に? と疑問でした。
きっと製作側なりの意図があっての脚色でしょうが…。

原作を読んでいる作品が映像化されたものを観て、満足することは少ないのですが、それにしても、今回は特に戸惑いました。
原作とこの映画はは別のものとして観た方が、素直に楽しめるかもしれませんsweat01

グスコーブドリの伝記―猫の事務所・どんぐりと山猫 (ますむら・ひろし賢治シリーズ) グスコーブドリの伝記―猫の事務所・どんぐりと山猫 (ますむら・ひろし賢治シリーズ)
ますむら ひろし 原作 : 宮沢 賢治

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