生き物

2019年5月31日 (金)

巣立ちの時

近所の電線に、巣立ったばかりと思われるツバメの雛たちが並んでいました。

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まだ翼も伸び切っていない幼鳥たち。
時折、親が食べ物を運んで来ていました。

これから旅立つ先は、死と背中合わせの容赦なく厳しい世界。
野生生物にとっては「死の方が日常で生は奇跡である」と何かの本で読んでことがあります。
それでも臆することなく、旅立っていく彼ら。

考えてみれば、私達も明日(どころか次の瞬間でさえ)も生きている保障はどこにもありません。
悲惨な事件や災害が起こる度に痛感することですが、日常に流されて、つい忘れがちになります。
でもたしかなのは今、この瞬間を、生きているということ。
懸命に無心に生きる生き物たちを見つめていると、いつも気付かされます。

これから始まる自然界での厳しい日々を、彼らが生を謳歌して、力強く生き抜いていくことを、願ってやみません。





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2018年11月12日 (月)

新作のお知らせ!『あやめさんのひみつの野原』

4年ぶりに、新作の本が上梓されましたので、お知らせします!

題名は『あやめさんの ひみつの野原』(国土社刊)
絵は、かんべあやこさんが描いて下さいました。

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主人公は小学3年生の女の子、かりん。
亡くなったかりんの大おばさん、あやめさんの形見のざぶとんカバーには、ふしぎな力がありました。
かりんは猫のキジオと共に、あやめさんが大事にしていたひみつの野原へと出かけて行きます。
そこで出会ったのは…。

子どもたちが、かりんと一緒にひみつの野原を楽しみながら、身近な生き物や自然と共にあることの喜びや、大切に思えるだれかがいる幸せを感じてくれれば何よりです。
小学校低学年~中学年向けの読み物になります。

お近くの図書館等で、リクエストしていただければ幸いです
アマゾンのリンクも近々貼ろうと思います。

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2018年5月26日 (土)

見つめるということ

もう先々週のことになりますが、母の日をはさんで帰省して来ました。
行きがけには、熊本で下車し、長崎書店で開催中のはしもとみおさんの彫刻展を観て来ました。
主にクスノキを使った動物の彫刻を制作しておられる方です。

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まず出迎えてくれるのが、この存在感のある猫さん。

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猫、犬はじめ、いろいろな木彫りの動物たちがいました。
どれもなんともいえない愛らしさで、高山寺の小犬像と重ねてしまいました。

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ブレーメンの音楽隊!
木のぬくもりと、生き物の息遣いを感じる、ホッとする空間でした。

木彫をする中で一番大切にされている工程は、スケッチとのこと。
「描くことは、よく見ることにちゃんとつながります。
 よく見て、よく感じ、自分の目で見つけた形で、自分の手で感じた手触りで、
 よく観察して自由にスケッチを進めてみましょう」
 (はじめての 木彫りどうぶつ手習い帖」はしもとみお著より)
これは創作全般に通じることと思います。
心に留まったことを見つめて見つめてこそ、誰かの心にも届くような作品が、自分の中から生まれ出てくるのでしょう。
書くということにも、思いを馳せた時間でした。

はじめての木彫りどうぶつ手習い帖 はじめての木彫りどうぶつ手習い帖
はしもとみお

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2018年3月17日 (土)

詩「迷い道」

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   迷い道

ふきの葉に
だれかが残した白いあと
ずいぶん迷ったんだね
あちらこちらに
曲がりくねって

どんないのちも
迷いながら生きている
ちいさな虫でも
自分で道をさがして進む
時には足もすくむだろう
引き返してもよいのだし

振り返れば
わたしのうしろにも
曲がりくねった道ひとつ
ぶかっこうでも愛おしい
ひとふで書きの迷い道

 「小さな詩集}18号・『子どものための少年詩集 2017』より

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生き物たちが、活発に動き出す季節になって来ました。
我が家でも、越冬中だったシジミチョウのサナギが黒くなり、羽化の準備を進めているようです。
いつも身ひとつで、生き抜く生き物たちには、いろんなことを気づかさせられます。
生き物との出会いから、いくつもの詩や物語ももらっています。
さて、今年も、どんな生き物に会えるのか、楽しみです

暖かくなって、猫達も日向でまったりしています。

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2018年3月10日 (土)

チヨチヨさんその後

前にシジミチョウのチヨチヨさんのことを書いてずい分経ってしまいました。
「チヨチヨさんはどうしていますか?」と気にかけて下さった方も何人もいらっしゃいました。
ありがとうございます。

チヨチヨさん、1月20日の夜に逝ってしまいました。
春の空に放してあげたかったのですが…。
その日の昼まではお皿の上にとまっていたのに、夜、寝る前に見たら、もう羽をたたんで倒れていました。
ちょうどその日、「小さな詩集」18号の原稿として、チヨチヨさんのことを書いた原稿を送ったばかりでした。
あっけない最期、でも最期までしっかり生き抜きました。
あんなに小さな命でも、しばらく時間を共有した存在がいなくなると、寂しいものですね。

今、チヨチヨさんは庭の植木鉢の片すみに眠っています。
この春には、ここからまたシジミチョウが羽化するかもしれません。
彼女(彼?)の分まで、自由を満喫し、生き抜いて欲しいと願います。

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↑ チヨチヨさんが眠る植木鉢。実家から移植した、スミレやキュウリグサが今年も自然と生えて来て、花を咲かせてくれています。
ベランダの、小さな野原です

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花粉症かと思っていたら、風邪だったらしく、先週は発熱し寝込んでしまいました。
季節の変わり目、皆さまも体調に気を付けながら、三月を楽しまれますように

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2018年1月 3日 (水)

明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます

私は新年早々風邪気味で薬のお世話になっています
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
我が家は夫の仕事の関係で帰省予定が延期になった為、今年は長崎で過ごしています。
人2+猫2+蝶1で、迎えた2018年です。

元旦のチヨチヨさん。食事中です

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チヨチヨさんと一緒の年越しには、感慨深いものがあります。
ネット等で調べてもヤマトシジミの成虫での越冬情報は出てこないので、春までこのままということは無いかもしれませんが、もし無事に越冬できれば野に放してあげたいものです。
できるだけ長生きして欲しいな~。

よくあっという間の一年と言いますが、振り返ればいろいろなことが詰まっていますね。
案外、一年って長いものです。
今年もまた未知の一年が始まりました。
できれば、嬉しいこと楽しいことが多めの年になりますように。

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スマイル、でいきましょう

今年もよろしくお願いいたします。

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2017年12月23日 (土)

チヨチヨさん

ベランダで羽化したまま飛び立てなかったシジミ蝶を保護してから1週間が経ちます。
最初はじっとしているばかりでしたが、最近は時々場所を移動しています。

そして夕べはなんと、脱脂綿に吸わせて置いている砂糖水を飲んでくれました

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ただそれだけなのに、やけに嬉しくて、一人で小躍りしてしまいました。

この蝶は、芋虫の頃からベランダで観察していたので、言わば顔見知り(勝手に)。

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↑ これが幼少時代の姿であります。
最近は、「チヨチヨさん」と名付けて、呼びかけたりしています

私の詩も童話も、たいてい身近な自然や生き物、風景からアイディアをもらっています。
何か心に引っかかることがあっても、それがすぐに作品にはならず、自分の中で熟成されるのに時間がかかります。
だから、日常的にじっくり接していたり、メモして何度も自分の中で思い起こしたりしないと、作品にはなっていきません。(たまーに一気に作品になる時もありますが)
今のチヨチヨさんとの日々も、いつか詩や童話になっていくかもしれませんが、それはまだまだずっと先のことでしょう。
でも、だからこそ貴重な時間です

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2017年12月20日 (水)

ベランダの自然

ベランダのコナラの紅葉が今、とても綺麗です。

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今年も2個、ドングリを収穫?しました
春の若葉や秋のドングリ、紅葉といつも私に自然の変化を感じさせてくれる存在です。

去年の秋、実家の庭から移植したスミレも、春に続きこの秋も花を咲かせました。

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先日帰省した実家の庭でも、たくさんのスレミの花を見ました。

この寒さの中、遅れて羽化してしまったシジミ蝶も発見。

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飛び立つのを期待していましたが、羽も広がりきれていないのか、ずっとベランダ内に留まり続けるばかり…。
そのうち身体が横に倒れて来たので、凍死する前にと、現在はうちの中に入れ、見守っています。

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砂糖水も飲まず時々向きを変えながら、ただじっとしています。
寒くなったかと思うと、急に暖かい日もあるので、昆虫も惑わされてしまいますね。

我が家のベランダは、園芸種の花は少なく、樹や草が多いので、私にとって一番身近な自然でもあります。
これからも、ベランダで自然観察をする日々を続けたいと思います。

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2017年11月12日 (日)

「カタバミの花」

 カタバミの花

ベランダにならんだ
植木ばちのすみっこで
カタバミが
カナリア色の花を
ぽっちりと咲かせた

いつのまにか
小さな青虫があらわれ
ハート型の葉をチリチリ食べて
米粒ほどのサナギに変わり
やがて 藤色のシジミチョウになった

飛び立つチョウに
穴だらけの葉で手を振ると
ひと仕事終えたカタバミは
ほっとしたように また
カナリア色の花を
ぽっちりとひらいた

                  こっとんの葉ノートより

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上の詩は、もう15年も前に書いた詩ですが、今もうちの植木鉢の片すみにはカタバミが生えています。
先月のこと、葉っぱに小さな青虫を発見。

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嬉しくなって、久々に成長観察をすることにしました。

やがて10月中旬くらいに、米粒大のサナギになっているのを確認。

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それが3週間ほどで、淡い緑だったのが、黒に。

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数日前から気づいていましたが、この写真を撮ったのは11月10日です。
一瞬、死んじゃったの!?と慌てましたが、調べてみるとこれは中でしっかり蝶になっている証拠とわかり、一安心。

そうして翌日の11月11日!
10時過ぎに気づくと、なんと羽化していました。
やっぱり、カタバミを食草にする、ヤマトシジミでした

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10時14分。最初に気づいた時の様子。
よくあんな小さなサナギに、入っていたものと感心します。
羽の模様ももうくっきりですね。
ヤマトシジミの羽は一見地味ですが、一番外側の模様が、チューリップの花が並んでいるように見えるのが可愛いのです

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10時26分の様子。

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10時41分。
羽もずい分広がりました~。

そして、10時50分過ぎ、ついに飛翔

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一度、ベランダの手すりにとまったあと、飛んで行きました。
感動の瞬間でした。
あんなに小さくてはかなげな羽で、広い世界へ飛んでいくのです。
短い蝶生を精一杯全うしてね、と願いました。

ちょっぴり、寂しくなりました…が、まだベランダのカタバミにはサナギがひとつと幼虫も数匹棲息中。
私の観察の日々は、もうしばらく続きます。
やった

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2017年7月28日 (金)

暑中お見舞い

暑中お見舞い申し上げます

梅雨が明けても、相変わらずの高湿度で、うちのあたりは朝は海からの霧で山がいつも霞んでいます。

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気温というよりも、湿度にぐったりの毎日。
ゆずの夏お決まりのポーズ、「ロケット」(と、うちでは呼んでいます)が毎晩見られるようになりました。

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と、それをあきれて見るメイ…、というわけではありませんが

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暑さにあえぎつつも、とりあえず人間も猫も生きております

そんななか、ベランダにはまたまたお客さまが。

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ヨツスジトラカミキリというのだそうです。
黄色い縞々はアシナガバチに擬態しているとのこと。
この擬態という現象は、面白いですね。
自然はほんとうに不思議です。

もう一匹のお客さまは、相当久々に見た、ゴマダラカミキリ

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子どもの頃、通学路の柳の木にいるのをよく見つけていた、思い出の多い虫です。
私の好きな虫ベストファイブに入る虫なのです。
黒い身体に散らばる白い星が綺麗です。
捕まえるとキューキュー鳴くのも懐かしい!
足が一本、途中で切れています。
厳しい日々を生き抜いているんですね。

我が家のコナラの樹にとまらせました。

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気に入ったらしく、一晩たった今朝も滞在中です。
短い一生、天寿を全うしてくれることを願います。

今年の夏は、例年よりも暑さがこたえます。
夏バテ、熱中症に気を付けて、過ごされますように。

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