2017年11月15日 (水)

絵描きたちの平和のメッセージ原画展

昨日(11月14日)から19日(日)まで、長崎市の日本福音ルーテル長崎教会にて、「絵描きたちの平和のメッセージ原画展」が開催中です。(主催:とらねこ文庫)飯野和好さん、かこさとしさん、せなけいこさんなど、63名の絵描きさんたちが描いた、平和のメッセージの原画展です。

Photo

私も長崎県在住の作家のコーナーに、メッセージを寄せさせてもらいました。

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展示スペースの一角に、長崎県在住作家のコーナーを作って下さっていました。
著作も置いてあります。

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私は言葉のメッセージを出しています。

昨日、同じくメッセージを寄せられた佐世保の童話作家新井悦子さん、漫画家の大原由軌子さんと、見学に行きましたが、画家さんたちそれぞれの個性が光る絵とメッセージが心に響きました。
私の作品に絵を描いて下さった、たるいしまこさんや、北見葉湖さんの絵もあります。
メッセージに込めた各自の思いも、参加者の皆さんの前で語らせていただきました。
平和をテーマにしたブックトークも、とても良かったです。

他にも朗読会やコンサートなども予定されています。
なかなか見られない錚々たる顔ぶれの画家さんたちの原画と、平和への思いがこもったメッセージに出会える貴重な機会です。
興味のある方は、ぜひ、足をお運び下さい。

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2017年11月12日 (日)

「カタバミの花」

 カタバミの花

ベランダにならんだ
植木ばちのすみっこで
カタバミが
カナリア色の花を
ぽっちりと咲かせた

いつのまにか
小さな青虫があらわれ
ハート型の葉をチリチリ食べて
米粒ほどのサナギに変わり
やがて 藤色のシジミチョウになった

飛び立つチョウに
穴だらけの葉で手を振ると
ひと仕事終えたカタバミは
ほっとしたように また
カナリア色の花を
ぽっちりとひらいた

                  こっとんの葉ノートより

.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

上の詩は、もう15年も前に書いた詩ですが、今もうちの植木鉢の片すみにはカタバミが生えています。
先月のこと、葉っぱに小さな青虫を発見。

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嬉しくなって、久々に成長観察をすることにしました。

やがて10月中旬くらいに、米粒大のサナギになっているのを確認。

Photo_3

それが3週間ほどで、淡い緑だったのが、黒に。

Photo_2

数日前から気づいていましたが、この写真を撮ったのは11月10日です。
一瞬、死んじゃったの!?と慌てましたが、調べてみるとこれは中でしっかり蝶になっている証拠とわかり、一安心。

そうして翌日の11月11日!
10時過ぎに気づくと、なんと羽化していました。
やっぱり、カタバミを食草にする、ヤマトシジミでしたclover

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10時14分。最初に気づいた時の様子。
よくあんな小さなサナギに、入っていたものと感心します。
羽の模様ももうくっきりですね。
ヤマトシジミの羽は一見地味ですが、一番外側の模様が、チューリップの花が並んでいるように見えるのが可愛いのですtulip

Photo_4

10時26分の様子。

Photo_5

10時41分。
羽もずい分広がりました~。

そして、10時50分過ぎ、ついに飛翔shine

Photo_6

一度、ベランダの手すりにとまったあと、飛んで行きました。
感動の瞬間でした。
あんなに小さくてはかなげな羽で、広い世界へ飛んでいくのです。
短い蝶生を精一杯全うしてね、と願いました。

ちょっぴり、寂しくなりました…が、まだベランダのカタバミにはサナギがひとつと幼虫も数匹棲息中。
私の観察の日々は、もうしばらく続きます。
やったhappy01

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2017年6月11日 (日)

『少年詩の魅力』

詩人の海沼松世さんより、『少年詩の魅力』という本をお送りいただきました。
少年詩の定義から始まり、さまざまな詩を例に示しながら、わかりやすく少年詩の魅力が書かれています。
普段、私も何気なく詩を書いていますが、比喩や倒置法、反復法などの技巧についての解説は改めて勉強になりましたし、著者自身の作品を例に挙げた、推敲課程がわかる部分などもとても興味深かったです。
私の作品「かたりべ」と詩集『森のたまご』も、中でご紹介していただいています。
少年詩を書いている人も、これから書いてみたい人にも、お薦めしたい本です。

少年詩の魅力 (てらいんくの評論) 少年詩の魅力 (てらいんくの評論)
海沼松世 オバタクミ

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2016年10月15日 (土)

海のいのち

  海のいのち

クジラもマグロも
海に生きるすべてのもの
かれらは「資源」などではない
「いのち」だ
いつから人は
「いのち」を「資源」と
呼ぶようになったのか
まるで自分たちのために
存在するもののように

その言葉を聞くたびに
いつも胸がざわつく
行き過ぎた欲とごう慢の果てには
何が待っているのか

いつの日か人類が
この星からそっぽを向かれても
文句は言えまい
せめて他の生きものまで
道連れになりませんように

クジラもマグロも
海に生きるすべてのものは
「資源」などではない
かれらはまぎれもない
「いのち」だ

                    「小さな詩集」15号より

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。゜。°。°

以前から「海洋資源」という言葉に、違和感を抱いてきました。
命あるものを「資源」と表現することが、どうにも気持ち悪くて…。

先月のNHKのEテレ「100分de名著」では、熊本の作家 石牟礼道子さんの『苦海浄土』を取り上げていました。
水俣の漁師さんたちは、漁で得る海の生きものたちを「のさり」(授かりもの)と呼んでいたそうです。
この「のさり」の気持ちを失った人類の驕りが、今もなお、さまざまな問題を引き起こしている気がします。

どんなに文明が進もうとも、人間も地球に生かされている一生命であるという気持ちを、忘れないようにしたいと思っています。

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ペンギン水族館にいたウミガメ。(期間限定でした)

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2016年3月27日 (日)

春休み

  春休み

別れの寂しさを
かかえながら
出会いの予感の中を
漂っている

次のとびらへ入る前の
心地よい孤独

別れと出会いの
はざまの時間

                        こっとんの葉ノートより(小さな詩集2号掲載)

.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

学校は、春休みですね。
合わせたように、九州では桜の花も咲き始めました。

春休みには、他の長期休みとは違う、独特の雰囲気を感じます。
区切りの休み、だからでしょうか。
慣れ親しんだ場所から離れる寂しさと、新しい場所への期待感。
そのせめぎ合いの中で過ごす、貴重なひとときでもあります。

この春も、新しい環境へ入っていく人が、きっとたくさんいることでしょう。
近年は、外勤めをしていない私でも、淡々と日々が過ぎて行くようで、春はどこかしら改まった気持ちになります。
今年も、新鮮な気持ちで春を過ごしていきたいと思います。

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桜ばかりが注目されますが、コブシの純白の花もとても綺麗ですdiamond

 

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2016年1月 9日 (土)

丸い旅路

     丸い旅路

また地球が
新たな周回に入った
何十億年もきまじめに
たどり続けて来た
丸い旅路

青い球体の上で暮らす
小さくてささやかなわたしたちも
地球とともに
新しい一年へと踏み出す

だれとも比べない
だれとも違う
自分だけの歩幅で歩き出す
丸い旅路

                     こっとんの葉ノートより

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。゜。°。°。°。

時々、初心を思い出すようにしている。

何でもしばらくやり続けていると、どんどん欲が出て来て、以前は大喜びしていたことも当たり前になって、やがて、なぜ自分がそれを始めたかさえも、忘れてしまいそうになる。

だから、始めた頃のシンプルで新鮮な気持ちを思い出して、新たに向き合っていければと思う。
一年の始まりは、初心を思い出すのにも良い日。

2016_2

明けましておめでとうございます。
皆様のこの1年の丸い旅路が、明るくて穏やかなものでありますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたしますclover

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2015年10月 1日 (木)

思い込み注意、な出来事(^^;)

日本児童文学者協会発行の『日本児童文学』誌上にて、1年間担当させていただいた、同人誌評が、2015年9、10月号をもって無事に終了しました。

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アケビとヤマネの絵が可愛いですcute

毎回3人で分担し、更に別な3人の方々と交互に行うということで、1年で計3回の担当になっていたのですが、なぜか私は完全に4回だと思いこんでいました。
今回、同じ評者のお二人が、終了の挨拶をコメントで書かれていたことで、発行後に初めて最終回だったことを知るという、オオボケsweat01
そろそろ4回目の同人誌がどっさり送られてくるぞー、とドキドキしていたのですから、世話ありません。

なので、私だけ妙にあっさりした、普通のコメントで終了となってしまいました。
夫に話すと「最近、他のことでも思い込みが強い。気を付けて」と注意される始末。
ほんとうに、思い込みやうっかりには気を付けないと、と、反省した次第ですsweat02

さて、同人誌評ですが、毎回、8冊から10冊を読み込むのは、思った以上に時間と労力のかかる作業でした。
皆さんの大切な作品を、いい加減に読むわけにはいきません。
隅々まで読み、付箋だらけにしながら毎回なんとか仕上げていきました。
ただの感想にしてはいけないと意識しましたが、果たして評になったかどうか…。
評することの難しさも痛感しました。

とても大変でしたが、書き手の皆さんの熱意をひしひしと感じることができ、私にとっても貴重な体験になりました。
この体験を糧に、また、自分の作品に向き合っていきたいと思いますpencil

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2015年8月20日 (木)

恐竜展へ

「ベランダの恐竜」

けさも
ベランダに恐竜やがやって来た
用心深くあたりをうかがい
口ばしでミカンをつつく

翼に変えた前足は
朝の光をやわらかく宿し
キバのかわりに
するどい口ばしと
歌を手に入れ
そして 空へ!

恐竜は滅びてなんかいない
きょうも すぐそばで
羽ばたきながら
さえずりながら
太古からの時の鎖を
つないでいる

                                                  こっとんの葉ノートより

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**

以前もご紹介した詩ですが…。

先日、長崎市科学館で開催中の、大恐竜展へ行って来ました。

Photo_3

長崎市の海岸で、国内最大のティラノサウルス科の歯の化石が見つかり、その展示もされているということで、ぜひ、観てみたかったのですeye

恐竜は絶滅したとよく言われますが、一部は鳥類としてしっかり命を繋いできました。

Photo

恐竜は絶滅などしていないのですね。

Photo_2

ティラノサウルス科の歯の化石。
日本では最大級だそうです。
私が歩いている同じ地面の上を、何億年も前に恐竜が闊歩していたかと思うと、大古の時間が急に身近になった気がしてワクワクします。
長い長い地球の時間の先端で、今、私たちは生きているんですね。
そしてもし、人類が地球上からいなくなっても、また、他の生物達が、この地面を歩いていくのでしょう。

Photo

Photo_2



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2015年5月 8日 (金)

「森のたまご」

  「森のたまご」

そっと耳に押しあてると
風にそよぐ木の葉の歌が
きこえるかもしれない
幹を登る木のつぶやきが
きこえるかもしれない
小さな体の中には
大きな木が眠っているのだから
ここから森がはじまる
どんぐりは
森のたまご

                   詩集『森のたまご』より

.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.

もう21年も前になりますが、当時住んでいた福岡で、近所の山で拾ったどんぐりを、植木鉢に埋めてみました。
それから芽が出て育ったコナラの木が、現在もうちのベランダにありますbud
一時期は、毎年いくつもの実をつけて、ベランダでどんぐり拾いを楽しませてもらったものです。
でも、ここしばらくは、とんと実をつけることが無くなっています。
何度か植え替えはしているものの、さすがに長い植木鉢暮らしに弱ってきたのかと思っていました。

それが、先日、若葉の間に、どんぐりの兆しを見つけました!

Photo

↑ まん中にある小さな粒つぶが、成長するとおなじみのどんぐりになります。

でも途中で落ちてしまうこともあるので、ちゃんと成長できるかはわかりませんが…。
久しぶりに、今年はベランダでどんぐりの成長を観察することができるといいなと思っています。

春の芽吹きや、次第に若葉を広げていく変化、秋のオレンジ色に染まる紅葉。
どこに住んでも、この木のおかげで四季を、森を身近に感じてきました。
大事な我が家の一員ですshine

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2015年5月 6日 (水)

詩集『ひかりあつめて』

「小さな詩集」のお仲間、杉本深由起さんが、小学館から詩集『ひかりあつめて』を出版されましたbook

虐めという難しいテーマに真摯に向き合った詩集です。
順を追って詩を読むうちに、一人の少女の物語が立ち上がってきます。
子ども達や若者はもちろん、大人も励まされる詩がいくつもありました。
杉本さんの言葉の力が、読む人の心を叩く力作です。

ひかりあつめて: ことばの力でいじめを超える!〈詩集〉

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杉本 深由起

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