ずっと傍らに本を
先日、近所のブックオフのレジで、高齢の男性が私の後ろに並ばれました。
ずい分ご高齢に見えましたが、嬉しそうに本を買っておられるお姿を見て、「私もいくつになっても読書を楽んでいたいな」としみじみ思いました。
そんなことを考えながら店の外へ出たとたん、ふと今の母のことが頭に浮かんできて、気付けば泣きながら歩いていました。
認知症にならなければ、きっと母も、今でも読書を楽しんでいたはずでした。
母はいつも本を傍らに置いていた印象があります。
母の部屋には大きな書棚もあったし、いつもそこここに本が置いてありました。(片付け下手、ということもありますが😅)
ベッドの枕元にも書見台を取り付けていて、夜は本を読みながら、そのまま寝入ってしまうことも度々でした。
何度私が、呆れて電気を消したことでしょう。
それもまた、今では懐かしい思い出です。
大好きだった読書も、生きがいだった短歌も、認知症が母から奪ってしまいました。
それを考えると、いつもやりきれない気持ちになります。
そして母を見るにつれ、自分も年を取ったら同じようになるのではないか、という不安に苛まれます。
できれば最期まで、読書を楽しめる健康状態であれればと願います。
これからますます深くなっていくだろう孤独とうまく付き合う為にも、私には本という伴侶が必要だと。
ずっと本を傍らに、生きていければと思っています📖
最近読んだ本と今読んでいる本、そしてこれから読む本📚
積ん読中の本もまだたくさんあります。
それをただ眺めるのも楽しかったりして…😊
ゆずが近ごろお気に入りの場所。
本棚の前の猫ベッドです🐱
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