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2018年10月 3日 (水)

アーサー・ビナード氏講演会

9月30日に、長崎市のとらねこ文庫さん主催の、アーサー・ビナード氏の講演を聴きに行って来ました。
アーサー氏は、米国出身。現在は広島市在住で、詩、絵本の創作、ラジオパーソナリティーなど様々な分野で活躍をされています。
多くの著作の中で、今回は主に原爆に関する二冊の絵本についてのお話をされました。

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『さがしています』は、広島で被爆して亡くなった少年少女が身に着けていた物の写真と共に、その物たちが持ち主を語る絵本。
『ドームがたり』は、原爆ドームが自分の体験を語ります。(写真の本です)
どちらも、実際に原爆が落とされた下にいて、体験を抱えた物たち。
アーサーさんは、その声なき物たちの声を感じ取り、言葉に紡がれました。

また、長崎ということもあってか、核の問題についても、熱くお話になりました。
私は平和案内人という原爆資料館などのガイドボランティアをしていることもあり、普通の方よりも原爆についての知識はあると思っていましたが、アーサーさんのお話の中には、いくつもハッとさせられることがありました。

広島は世界で最初の…。長崎を最後の被爆地に…。とは、よく聞くフレーズではありますが、実際は実験により多くの場所が被爆し、被爆者も出ているということ。
(世界では長崎原爆のあと、2000回以上の核実験が行われています)
戦争被爆地といえば、確かに広島、長崎のことかもしれませんが、では、劣化ウラン弾で攻撃された地域はどうなのでしょうか。
これからガイドするうえでも、考えさせらました。

過去、現在、未来へと、遠くまで見渡す視点の大切さを気づかせていただきました。

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