« 「地面の記憶」 | トップページ | 京都へ »

2014年8月23日 (土)

「セミの穴」

  「セミの穴」

何年も 何年も
慣れ親しみ
守られてきた
地面の中から出て行く時
セミはどんな気持ちなのだろう

ある日とつぜん
胸の底からあふれ出す
衝動に突き動かされ
上へ上へともがくのか
上を上をと目指すのか

どんなに居心地の良い場所だとしても
出たくなる時がある
出なくてはいけない時がある

地面に開いたセミの穴は
決心のあかし
丸い穴の縁には
強い思いのなごりが
ただよっている

                       こっとんの葉ノートより

Photo


★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

外を歩いていると、ところどころで蝉の亡骸を目にするようになりました。
少し前の降りしきるような蝉しぐれと比べると、随分、淋しくなりつつあります。
今年の夏は、九州は梅雨に逆戻りしたようなお天気が続き、蝉たちも困惑したことでしょう。
蝉の声に夏の始まりを感じ、蝉の声の変化に夏の終わりが近づいていることを知る…。
私にとって、夏と蝉の声は切り離せない存在です。
同時に、詩心をくすぐられる存在でもあります。

ツクツクボウシの声が目立ってきました。
残り少なくなった夏を、元気に楽しみたいですね。

Photo

|

« 「地面の記憶」 | トップページ | 京都へ »

生き物」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

こんにちは、お邪魔します。
お写真はこっとんさんの自前なんですか?
なかなか撮れないレアな被写体ですね。
小さな蝉にも備わった本能、魂は大きな周波数を振動させて、いつも存在をアピールします。
最近、自分も蝉にゆかりの詩ができました。
このあと、ヒグラシの風物詩が楽しみです。

投稿: 月虹 | 2014年8月24日 (日) 13時41分

〉月虹さん
写真は、自前ですhappy01
どちらも何年も前に撮ったものですが…。

ヒグラシの声は、風情があって、聴くだけでしみじみとした気持ちになりますね。
季節の変わり目の移ろいの中に、詩を見つけていきたいですねpencil

投稿: りとるこっとん | 2014年8月25日 (月) 09時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/558447/60166467

この記事へのトラックバック一覧です: 「セミの穴」:

« 「地面の記憶」 | トップページ | 京都へ »