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2013年10月

2013年10月31日 (木)

お知らせ

させぼ文化ウィークにおいて、「子どもの本にこめるおもい」が、11月9日(土)が開催されますbook
佐世保在住の童話作家、新井悦子さんも参加されています。

http://www.city.sasebo.nagasaki.jp/www/contents/1381152437577/index.html

 ↑ させぼ文化ウィークという催しの中での企画です。

第1部は児童書編集者の、はまのえりこさんを講師に迎えた講演会で、新井さんとの対談も。(14:30~16:00)
第2部ははまのさんを囲んでの茶話会です。(16:30~17:30)
場所はアルカスSASEBO 3階和室にて。

貴重なお話に加え、絵本の読み語りなどもあり、楽しい会のようです。
お近くにお住まいで、子どもの本に興味のある方にはお薦めですdiamond

新井悦子さんは、私の数少ない童話作家の友人のお一人です。
とても行動的で、創作活動にも真摯で、いつも刺激をもらっています。
絵本や紙芝居などいろいろ書かれています。

だいすきのしるし (えほんのぼうけん) だいすきのしるし (えほんのぼうけん)
新井悦子 おかだちあき

岩崎書店 2012-06-25
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昨年出版された新井さんの絵本。
親と子の心の絆が温かく描かれています。

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2013年10月21日 (月)

映画「沈黙の春を生きて」

19、20、と26、27日の4日間で、原爆資料館で「長崎国際平和映画フォーラム2013」が開催されていますmovie
私は20日に、「幻の全原爆フィルム日本人の手へ!!」と「沈黙の春を生きて」の2本のドキュメンタリー映画を観て来ました。
どちらも、とても見応えのある映画で、行って良かったと思いましたが、特に「沈黙の春を生きて」は強く心に残りました。

映画を撮った坂田雅子監督は、ベトナム帰還兵である夫を亡くしたことをきっかけに、枯葉剤についての映画製作を決意し、2007年には「花はどこへいった」を完成。毎日ドキュメンタリー賞などを受賞されています。
「沈黙の春を生きて」はその続編にあたります。
上映の前には、監督の舞台挨拶もありました。

「沈黙の春」と聞いて、私が思い浮かべるのは、アメリカの海洋生物学者・作家のレイチェル・カーソンが書いた名著です。
化学物質による環境、生物への影響に最初に警鐘を鳴らした本として、1962年に出版され、アメリカでベストセラーになりました。
その同じ頃、アメリカはベトナムで猛毒のダイオキシンを含む枯葉剤を、大量に撒き続けていたのです。
ベトナム人はもちろん、従軍した米兵にも多くの被害者が出ています。
しかも、その子供達にまで!
映画では、さまざまな障害を持って生まれた帰還兵の子ども達や、前作で取材したベトナムの子ども達のその後を紹介していきます。
胸がふさがるようなシーンもありますが、それでも、与えられた人生を力強く生きていこうとしている姿に感動しました。

戦争で子ども達が傷つくことはあってはならないことです。(もちろん戦争自体にも反対です)
ましてや、後の世代の子ども達まで傷つけるなど、決して許されません。
そういう意味でアメリカは、原爆、枯葉剤、そうして劣化ウラン弾と、今まで3度も、地球や未来の命に対しての大きな罪を犯していると私は思います。
そのことを、アメリカの人々は真摯に見つめて欲しいし、同時に、日本で今も原発から海へ流出し続けている放射性物質のことも、考えずにいられませんでした。
機会がありましたら、ぜひ観ていただきたい映画です。

http://www.cine.co.jp/chinmoku_haru/story.html

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2013年10月17日 (木)

詩とメルヘン

「アンパンマン」で有名な、絵本、童話作家のやなせたかしさんが亡くなったことが、大きく報道されましたね。
やなせさんといえば「アンパンマン」というイメージが強いですが、私にとってはなんといっても「詩とメルヘン」です。

かつてやなせさんが責任編集されていた「詩とメルヘン」という月刊誌に、よく投稿をしていました。
物語を書き始めたばかりの頃は、大人向けのショートファンタジーをよく書いていて、そういう作品を投稿できるのは、この「詩とメルヘン」くらいでした。
送った作品がテーマファンタジーの佳作になり、名前と作品名が掲載された時の嬉しかったこと!
メルヘンは結局、入選することはありませんでしたが、時々予選通過者として載るだけでも、大きな励みになりました。

詩は一度だけ入選して、プロのイラストレーターの絵がついて掲載されたことがあります。
このブログでも以前紹介した「かなぶんの握手」という詩でした。
入選通知を受け取った時の嬉しさも、今でも覚えています。
雑誌の終わりの方のページには、掲載者からのお便りを紹介するコーナーがありました。
今では考えられられないことかもしれませんが、当時(私の詩が掲載されたのは’97年でした)はまだ、コメントの最後に自分の住所を載せる人も案外いて、私もそうしました。
おかげで、何人からもお便りをいただいたのですが、その中に、私の「かわうそ洗濯店」という童話が大分のラジオ局の童話コンクールで優秀賞をもらっていたことを、知らせてくれる人がいました。
その方は、大賞受賞者で、私の名前を覚えていて知らせてくださったのです。
入賞作品集も送ってくだいました。(この方とは、今も年賀状のやり取りが続いています)
私は大分からはすでに引っ越していたので、受賞を知らないまま、2年近くが経っていました。

その頃は、童話を1年以上書いていませんでした。
公募に何度挑戦しても落選ばかりの日々に、すっかり筆が止まっていたのです。
でも、知らぬ間に童話が賞をもらっていたことを知り、単純な私は途端にまたやる気が復活!
童話創作を再開して、最初に書いた童話が「うさぎのラジオ」でした。
これが賞をもらい、それをまた励みにして、今も書き続けている次第です。

そう考えると、「詩とメルヘン」があったおかげで、今の創作活動があるともいえます。
先日も書きましたが、詩はなかなか投稿する場も少なく、「詩とメルヘン」は、同人誌に入っていなかった私には、貴重な力試しの場でもありました。
しばらく休刊したあと、数年前から、再びやなせさんが責任編集で「詩とファンタジー」が創刊されていましたが、今後はどうなっていくのでしょうか。
淋しい思いをされている方は、多いことと思います。

「詩とメルヘン」からは、多くのイラストレーターもデビューしています。
多くの書き手、描き手に、どれほどの励みとチャンスを与え続けてくださったことでしょう。
やなせさんの揺るぎない反戦の想い、正義への考え方にも共感します。
「やなせ先生こそが、アンパンマンそのものでした」という女優の戸田恵子さんの言葉には、うなずくばかりです。

ご冥福をお祈りいたします。

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2013年10月14日 (月)

「せんぷうき」

  「せんぷうき」

「風の味が変わったよ」
せんぷうきがいった
「すこぉし すっぱくなった」

わたしは空を見上げてみる
山の向こうには入道雲
窓を横切り飛び交うツバメ
夏はまだまっさかりだけど
秋が混じりはじめているらしい

せんぷうきがいうのだもの
きっとまちがいない

                    「小さな詩集」9号より

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先週は母の世話をしに、帰省していました。
帰っている間、真夏に逆戻りしたような蒸し暑さで閉口しました。
今年の夏は、なかなかすっきりと立ち去ってはくれませんね。
我が家では、まだ時おり扇風機が活躍しています。

「小さな詩集」の9号が発行されましたbook
上記の詩も、収録されています。

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ちょっと写真がピンボケで見にくいですが…sweat01
今回の表紙絵は葛の花とキツネ。
とても秋らしくて、可愛い絵ですart

詩は発表できる場が少ないので、「小さな詩集」は私にとって、とても貴重でありがたい存在です。
同人の皆さんの詩からも、いつも刺激をいただいています。
これからも、新鮮な気持ちで、書いていきたいと思いますpencil

Photo

 近所に咲いていた葛の花。よい香りですdiamond

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