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2012年9月25日 (火)

「バンダナ」

 「バンダナ」

カメラの向こうで
犬の目が
「なぜ?」と言っていた
首に巻かれた
明るい色のバンダナが
余計に悲しい

最後の部屋へと
押しやられながら
やっぱり犬は
「なぜ?」
とカメラを見返した
「なぜ、捨てられたの?」
「なぜ、殺されるの?」

何十分か後に出てきたのは
バラバラの白い骨
黒い灰
あのバンダナは
もうどこにもなかった

                      詩集『森のたまご』より

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+.

かつて作家の辺見庸さんが犬の殺処分を取材していたテレビ番組を観て、書いた詩です。

先日、映画「犬と猫と人間と」のダイジェスト版を観て来ました。
本来は1時間半ちょっとの映画を20分ほどにまとめたものです。
空前のペットブームと言われるなか、安易にペットを飼っては捨てる心無い飼い主のせいで、今もおびただしい数のペット達が命を奪われているという現実を、わかってはいたものの、改めて否応なく突きつけられました。

イギリスでは、日本のようにペットショップで子犬や子猫をショーケースで並べて、展示販売することは無いということも(お店では小鳥などを扱っていました)、今回、初めて知りました。。
では飼いたい人はどうやっているかというと、保護施設から引き取ったり、ちゃんとしたブリーダーから直接買ったりしているそうです。

日本のような販売方法だと、どうしても売れやすくする為に、より幼い子犬や子猫を仕入れる傾向になり(それはごく小さいうちに親兄弟から引き離すとうことです)、安易な衝動買いも招き、更にお金目当ての劣悪な繁殖業者の存在も許すという、動物にとってはとても幸せといえない現実を作り出しています。
無責任な人に動物を飼わせない為にも、いつか日本もイギリスのような形になっていって欲しいと思いました。

その後にあった講演会で聴いた、「国の偉大さ、道徳的水準は、その国における動物の扱い方で判る」というガンジーの言葉が、とても強く心に残りましたdiamond

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コメント

私の家の近くに動物管理センターがあるのですが、飼い主が直接、飼い犬や飼い猫を持って行くと、次の日には処分されるということを知り、びっくりしましたcoldsweats02
管理センターに直接持って行くのではなくて、だれか飼ってくれる人を探してほしいし、子猫や子犬が出来ないように去勢をして欲しいと思いましたthink

投稿: ロン | 2012年9月28日 (金) 00時24分

>ロンさん
処分される猫の大半が子猫という事実も、切なすぎますねsweat02
動物に罪はなく、責任を取るべきは、人間なのに…とおもいます。

投稿: りとるこっとん | 2012年9月28日 (金) 16時00分

心にぐっと突き刺さる詩ですね。
知人の「だんのそのこ」さんという方が、「ぼくがすて犬になった日」という絵本を出版されています。こちらも、殺処分の現状などを描いてあって、心に響きました。よかったら、手に取ってみてくださいね!

ガンジーさんの言葉も、そうだなぁと思いました。法の世界でもペットは「もの」扱いですもんね。人間が決めることなので、どうしても基準が人にならざるをえないとは思いますが、命というものに対する考え方の水準が高くなれるよう、私たちが努力していかないといけないなぁと感じました。

投稿: 詩音 | 2012年10月 1日 (月) 13時59分

>詩音さん
ご紹介いただいた本、読んでみますねbook
題名を見ただけでも、涙が出そうになりました。
つい目をそらしたくなることですが、現実を知るということの大切さを改めて感じます。

今回、ガンジーの他の言葉も調べたりしたのですが、心に残る言葉がたくさんあり、やはりすごい人だったんだなあ、と思いましたshine

投稿: りとるこっとん | 2012年10月 2日 (火) 13時21分

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