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2010年10月31日 (日)

田中一村

金曜日、鹿児島市立美術館で開催中の、「田中一村 新たなる全貌」展を観に行きました。
鹿児島市内へ行くのは、もしかしたら、小学校の修学旅行ぶりだったかもしれません…coldsweats01
新八代から九州新幹線つばめに乗って行ったのですが、わずか40分ほどで鹿児島中央駅へ到着bullettrain
前は八代~鹿児島は2時間以上かかっていたような記憶があるので、まさにあっという間に着いた感じでした。
台風typhoonの影響でしょうか?
走り出した時、空に雲cloudがまるで直線をひいたように浮かんでいて、不思議な光景でした。

Photo

この雲の直線は、鹿児島県内、出水市の先くらいまで続いていました。

田中一村は50歳を過ぎて、千葉から奄美大島に移り住み、そこで亡くなるまで絵を描き続けた画家で、生前はほぼ無名でした。
それが没後、テレビで紹介されブームとも呼べる人気を博します。
私もずい分前に福岡のデパートで開催された「田中一村展」を観に行きましたが、今回は新発見の作品が数多く出展されることと、以前よりも芸術性への考察や調査がすすんでいるということで、ぜひ観たかったのです。

Photo_2

今回は奄美以前の時代に描かれた絵がたくさんあるのが印象的でした。
特に千葉在住時代に描かれた絵が、柔らかくて、温かみがあり、心惹かれました。
奄美で描いた晩年の作品はもちろん素晴らしく、圧倒されますが(特に写真の「アダンの海辺」は感動です)、鬼気迫るものも感じます。
くらべて、千葉のは優しい雰囲気が好きでした。
一人の画家が、模索、苦悩しつつ、自分の道を全うしていく姿が、時代ごとの絵を通して感じられる良い展覧会でしたshine
ぜひ、絵ハガキを親しい人達へのお土産に、と思っていたのに、今回は図録以外は販売されていないとのこと。
ちょっと残念でした。

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コメント

つばめの乗り心地はいかがでしたか?
窓からの雲、珍しいですねcloud
空の様子がいつもと違うと、動物的感なのか不安に感じる時があります。
(田中一村に関係ないコメントになりすみませんcoldsweats01

投稿: くろすけ | 2010年11月 1日 (月) 11時07分

>くろすけさん
私も空の様子がいつもと違うと、ドキリとします。
今回も、面白いというよりも、不安な気持ちで眺めてました。
つばめは乗り心地は良かったですよhappy01
ただ、新幹線はどれもそうですが、トンネルsubwayが多くて、車窓の景色を楽しむ時間が短いのが、ちょっと残念でした。
スピードと引き替えってことですねdash

投稿: りとるこっとん | 2010年11月 1日 (月) 16時12分

あの絵のことじゃないかな・・・読んでいてそう思っていたら、美術館の看板・・そう、やっぱりそうだ。
一度見ると心に残って忘れられない絵ですよね。田中一村という画家だったんですね。
私もたしかいつだったか、テレビで見ました。画家の名前は覚えていないのにあの絵はなぜか忘れられなかったようです。
田中一村について調べてみてどんな人物なのか今初めて知りました。
奄美の絵なのに開放的な明るさではなく、なにか圧倒され、後ずさりしてしまいそうな気がするのは私だけでしょうか。

投稿: ひさちゃん | 2010年11月 2日 (火) 22時29分

>ひさちゃんさん
たしかに、奄美時代の絵は、画家の魂が乗り移ったような迫力と濃密さがあり、圧倒されますね。
ひさちゃんさんが、後ずさりしてしまいそうに…、というのもよくわかります。
特に「アダンの海辺」を見ると、私は穏やかな静けさと同時に、ひしひしと孤独感も感じます。
見る人にいろんな感情を引き起こすのは、やはり絵の力なんでしょうねdiamond

投稿: りとるこっとん | 2010年11月 2日 (火) 22時43分

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