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2010年6月 6日 (日)

「空のまる」

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「空のまる」

トビが飛んでいる

たくさんの人が行きかい
たくさんのビルがひしめき
たくさんの車が走る
街の上を
ゆっくりと
大きなまるをえがいて
飛んでいる

きょうも
変わりないことの
しあわせを
あたりまえの時間が
おだやかに流れることの
奇跡を
見おろしながら
トビがえがく
やすらかな まる

平和な
空の まる

            「少年詩の学校」創刊準備号(0号)より

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きのう、海辺へ行きましたwave
上空では、何羽もの鳶が悠々と円を描きながら空を飛んでいました。
長崎では鳶が飛ぶ空は日常の風景です。

以前読んだ、被爆者の方の手記の中に、被爆直後の町で見た鳶の姿が書かれていました。
羽を焼かれてヨチヨチと地面を歩いていたそうです。
いつも鳶が飛ぶ姿を見上げながら、その高さに感動するのですが、原爆はそれよりもはるか上空で炸裂したのです。
鳶だってひとたまりも無かったことでしょう。
一瞬にして消えた鳶もいたに違いありません。
その手記を読んで以来、鳶が空をのんびり飛んでいる風景が、とても大切なものに思えるようになりました。
二度と、鳶の羽が焼かれるような日がこないことを祈りますclover

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