2023年3月23日 (木)

メイの苦手なもの

うちのメイは、ビニール袋の音がとても苦手です。
ちょっとカサカサと音がしただけで、あっという間に逃げて行きます。
何か、ビニール袋にいやな思い出があるとしか考えられない反応なのです。

メイは、前に住んでいたマンション内で、数日間さまよっていたのを保護しました。
まだ2か月ほどの子猫が一匹だけで、なぜ、オートロックのマンション内に入っていたのかが謎です。
これは私の勝手な想像ですが、もしかしたら、誰かにスーパーなどのビニール袋に入れて連れて来られたのではないか…?と。
そこで逃げたか、飼えないからと放り出されてしまったか。
でも、そんな無責任な人はなかなかいないと思いたいですが…。
とにかく、小さな子猫が、不安げな声で鳴きながら、マンション内の廊下を逃げ回っていたので、気になって仕方ありませんでした。
いずれ誰かに捕まり、管理人室へ連れて行かれることは間違いなく、そうなってもしも保健所にでも引き渡されたらと思うと、いても立ってもおられず、管理人さんに「連れて来られたら知らせて下さい。うちが保護して里親を探します」と伝えていました。
で、そのとおりになって引き取ったわけですが、予想どおり!?情が移ってうちの子になりました。
その二週間前に、きなこという猫を突然死で亡くしていたことも、メイに不思議な縁を感じた理由のひとつです。

あれから間もなく11年。
もう高齢といえる年になったメイですが、今も、ビニールの音がとにかく苦手。
ほんとうにいったい何があったの? とメイが言葉を話せるなら、気持ちを聞いてみたいものです。

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岩合さんの「世界ネコ歩き」が大好き。
真ん前に陣取って、観ます🐱

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2023年3月19日 (日)

歩く楽しみ

近所を歩く時の楽しみは、植物や鳥、昆虫に出会うことです。
今はいろいろな花が咲き始めているので、それを眺めるのが一番の楽しみ。

昨日は、近所で満開になっている桜を見かけました🌸
ソメイヨシノではなく、ヤマザクラでしょうか?
桜はやはり華やかですね。

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この春は、マンションそばのハクモクレンの木が根元から切られてしまって、とてもがっかりしました。
9年前、ここに引っ越して来た頃に満開で、不安だった気持ちを明るくしてくれた木でした。
毎年、楽しみにしていたのですが…。
いつも眺めていた木が切られてしまうのは、寂しいものです。

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これは数年前に撮ったもの。
清楚な美しさがありました。
切られてしまったことが、やはり悲しいです😢

先日は紫のモクレンが満開になっているのを見付けました。
私が子どもの頃は紫のモクレンしか見なかった気がします。
今は、白の方がよく見るので、紫のモクレンが咲いていると「おっ」と思います。

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空き家に咲いているので、この木も遠からず切られてしまうのでしょうか。
来年も見られたら、と心から思います。


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2023年3月16日 (木)

母の短歌(早春)

東京は早くも桜の開花宣言が出ましたね。
こちらの開花はまだ先のようです。
近年は東京の方が九州よりも早く開花宣言されることも多くなりました。
やはり温暖化が原因なのでしょうか?

母の歌集『水脈』(梓書院)の中から、早春の短歌をいくつかご紹介。

早春の水は弾けて恋ひとつ抱くや吾子のジーパン眩し

啓蟄の蜥蜴そろりと這ひ出でぬまばたきほどに尾を揺らしつつ

とつとつと風にわが意志伝へむか花芽ふくらむ立春前夜

細き枝の先の先まで花充てる古き梅あり路地ふかく来て

無防備に生き来し背打ちて降る雨さへ親し春近き夜は

『水脈』は母の第2歌集。
第1歌集の『冬薔薇』は、若き母の内面が生々しく吐露されていたりして、子としては時に複雑な気持ちになることもありますが、こちらは、年を取ってからの孤独感やたどりついた境地などが感じられ、今の自分の心にすっとなじむものも多いです。
母がしっかりしている時に、もっと短歌のことなど話していれば良かったなあと、今更ながら思います。

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早春を感じさせる花といえば、沈丁花。
甘い香りがあたりを包んでいました。

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2023年3月 8日 (水)

ワームムーンとミモザの花

夕べは満月でした。
3月の満月は、ワームムーンとも呼ばれるとのこと。
ワームは芋虫🐛
日本で啓蟄という言葉があるように、海外でも春先は虫が土から這い出てくることを意識する時期なんですね。
昔の人が春を心待ちにしていた気持ちも感じます。
夜の12時前に、ようやくベランダからも見ることができました🌕

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また、今日は国際女性デーです。
1904年にニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、1975年に国連によって3月8日が「国際女性デー」として制定されたそう。
イタリアの「ミモザの日」とも重なり、最近はミモザの花がシンボルのようにもなっています。

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↑ 近所に咲いているミモザの花。
胸の中に、暖かくて力強い灯りが灯る、ミモザの明るい黄色は、ほんとうにこの日にぴったりだと思います💛


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2023年2月27日 (月)

百物語

一昨年、日本児童文学者協会が募集した、怖い話のショートショート&短編公募に応募しました。
3作が入選し、怖いお話のアンソロジー、『1話ごとに近づく恐怖 百物語』(全5巻・文溪堂)に収録されることになりました。
私の作品が収録されるのは、第2巻、4巻、5巻の予定ですが、この度第2巻が上梓され、昨日、うちに献本が届きました!

邪悪の恐怖 (1話ごとに近づく恐怖百物語 2) | 日本児童文学者協会 |本 | 通販 | Amazon

第2巻のテーマは<邪悪の恐怖>
私の作品は「最高の美白クリーム」というショートショートです。
ほのぼの系のファンタジーを書く人、というイメージを持たれがちな私ですが、実は怖い話やミステリーも大好き!
伸び伸びと書かせてもらいました。
ご興味ある方は、図書館や書店などで、ぜひチェックしていただければ嬉しいです。

ちなみに全5巻それぞれのテーマは、1巻<憤怒の恐怖>('22、12月刊行)2巻<邪悪の恐怖>(’23、2月刊行)3巻<嘆きの恐怖>(3月刊行予定)4巻<不吉の恐怖>(5月刊行予定)5巻<畏怖の恐怖>(7月刊行予定)となっています。
怖い話が大好きな子も多いので、ゾクゾクしながら楽しんでもらえればと思います。

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